
2月を迎え、まだまだ寒い京都。
京都の冬は「京の底冷え」と表現されるように、とにかく体感温度が低いのが特徴です。冷たい空気は凛としていてとてもすがすがしく、京都の冬景色はこの時にしか味わえない独特の風情をしのばせています。
さて、今回ご紹介したいのは、スタッフおすすめの祇園のカフェです。
祇園は、八坂神社、安井金比羅宮、歌舞伎の南座など有名観光地が点在し、お茶屋さんが軒を連ねる花見小路、情緒豊かな祇園白川、アンティークショップが建ち並ぶ新門前通りなど、京都らしさを十分に味わえるエリアです。
そんな歴史深い祇園エリアの中には、こだわりのお店がそこここに隠れています。寒さや日常に疲れた心と身体を“心潤うスイーツ”でほっこり癒しませんか?今回は、癒されること間違いなしの心潤うスイーツを提供する京都祇園のほっこりカフェ 5選をご紹介いたします。
老舗酒造「白鹿」プロデュースのおづkyoto‐maison du sake plus Cafe‐。こちらは、丸太町御所西の旧店舗から移転し、2020年10月に祇園にオープンしました。直線ラインが印象的でシンプルなデザインの店内ですが、暖色系の間接照明に照らされ、木のぬくもりを感じる空間。カウンター席とテーブル席があり、おひとり様でも気軽に利用できます。お昼はカフェ、夜は割烹バーとして営業しています。
おづカフェは旬の素材を使用した自家製スイーツが豊富で、中でもおすすめなのが白鹿と書かれた枡に収まる「鹿パフェシリーズ」。クッキーの鹿の愛らしい姿に思わず笑みがこぼれます。このシリーズのパフェは年間を通してありますが、期間限定のものに注目♪
現在は「鹿パフェシリーズ/苺ティラミス」甘酸っぱい苺と自家製チーズクリーム、ほどよい甘さのミルクティージュレが絶妙となっています。(2022年3月半ばまでお取り扱い予定)
手軽にテイクアウトできるので、京の街を散策しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル3博多町67 ホテル鈴1F
電話番号:075-746-6269
アクセス:京阪本線 祇園四条駅 徒歩5分
営業時間:[月火水木金] 11:30~18:00 (L.O.17:30) [土日祝]10:30~18:00(L.O.17:30)
定休日:不定休
名古屋の人気カフェの関西1号店であるPanel cafe京都店は、2021年7月にオープン。店内に一歩踏み入れると、ヴィンテージモダンなデザインのおしゃれな空間が広がります。オーナーこだわりのインテリアで設えられたこちらのお店は、昼はカフェ、夜はバーとして営業しています。ソファー席、カウンター席、テラス席があり、ゆったりとした座席で落ち着いて過ごすことができるでしょう。
祇園辻利の抹茶を贅沢に使った京都らしい抹茶ティラミスは、香り高い抹茶とマスカルポーネチーズのなめらかな口当たりが自慢の逸品です。一枚一枚丁寧に焼き上げるパンケーキは、ナイフが必要ないほどふわふわ。その甘さ控えめなパンケーキには、マスカルポーネチーズがたっぷりかかっています。お好みで抹茶ソースをかけることができ、濃厚な抹茶を楽しめます。抹茶好きの方には、たまりませんね。普段食べてるものとは一味違うパンケーキと抹茶とマスカルポーネチーズのハーモニーをぜひ一度味わってみてください。
住所:京都府京都市東山区常磐町165 みかくビル 1F
電話番号:075-561-0533
アクセス:京阪本線祇園四条駅から徒歩2分
営業時間:10:00~16:00ラストオーダー
定休日:不定休
京都五花街の1つ、祇園甲部に佇む4代に渡り引き継がれている元お茶屋さんのcafé冨月。夜は一見さんお断りのバーですが、昼は気軽に立ち寄ることができるカフェとして開放されています。店内に入ると手前がカウンター、奥は坪庭に面したお座敷と想像以上に広い空間が広がります。
底冷えする冬の京都でぜひとも味わいたいのが、「お豆腐白玉の京風ぜんざい」。焼餅とお豆腐白玉、栗に花麸が入っています。こちらのぜんざいにも、カラフルな見た目が印象的なcafé冨月の名物「お豆腐白玉御膳」と同じお豆腐が入った手作り白玉が入っています。お手製の小豆と甘く絡み合うふわふわの白玉は、口に入れた瞬間、その柔らかな口当たりに思わず頬がゆるむことでしょう。
お座敷に上がって坪庭を眺めながら、おいしい甘味で芯から癒され温まってください。100年以上の歴史と祇園町の良さをじんわり感じながら、ゆったり過ごすひと時は格別です。
住所:京都府京都市東山区祗園町南側八坂町570-8
電話番号:075-561-5937
アクセス:京阪電車祇園四条駅徒歩3分
営業時間:11:00~17:00 [日祝は~19:00]
定休日:月曜 [不定休あり]
町家を改装し、2017年にオープンした大和大路通り沿いの京都天狼院。天狼院書店は、京都の他に、東京、神奈川、茨城、福岡、大阪、名古屋にも展開しており、「本」だけでなく、その先にある「体験」までを提供する次世代型書店です。1階は本屋スペースと坪庭に面したこたつ席、2階は居心地の良いソファ席、テーブル席のカフェスペースが広がります。
本の売り場には、興味深い本が並びます。スタッフ手書きの印象的なポップに導かれ、“人生を変えるような”お気に入りの本に出会えるかもしれませんね。
こちらでオススメしたいのは、抹茶がふんだんに散りばめられた「ふわとろ抹茶フレンチトースト」。茶葉を扱う京都一流のお店「茶匠清水一芳園」の特濃・和三盆抹茶が惜しみなくかけられていて、抹茶の芳醇な香りが自然と漂ってきます。舌が喜ぶ甘いカスタードクリームが中に隠れており、甘さとほのかな苦味が全く違和感を感じさせることなく溶け合います。静かで落ち着く雰囲気の中、本を片手にスイーツをいただけば、ついつい長居してしまうこと間違いなしです。
住所:京都府京都市東山区博多町112-5
電話番号:075-708-3930
アクセス:京阪電車祇園四条駅徒歩10分
営業時間:[月火水木金] 12:00〜20:00 [土日祝]10:00〜20:00 *時短営業中
定休日:木曜
2020年9月にオープンした京都祇園茶寮。昔ながらの蔵をリノベーションし、伝統的な建築にモダンな和空間が開放的に広がります。こちらでは、工房で焼き上げられたパンや、職人の意匠が感じられる選りすぐりの伝統工芸品を購入することもできます。
こちらのおすすめは毎朝店内で焼かれる「蔵出し食パン」。厳選した小麦粉をブレンドしたパンで、外はパリッと中はふわふわもっちり。添えられるペーストは日替わりなので、そちらも楽しみですね。テイクアウトも可能なのでパンを買ってお土産として、翌朝の朝ごはんとしてもぴったりです。
住所:京都府京都市東山区祗園町南側 506
電話番号:075-746-6728
アクセス:市バス「東山安井」バス停から徒歩約5分
営業時間:[月火水木金] 9:00~18:00 [土日祝]8:00~18:00
以上、心潤うスイーツで癒されること間違いなしの京都祇園のほっこりカフェ 5選をご紹介してきました。重ね着をするなど防寒対策を万全にして、冬の京都をお楽しみくださいね。そして極上のスイーツで心身ともにじっくり癒され、あたたまってください。テイクアウトできるスイーツもあるので、散策しながら、或いは宿泊施設に持ち帰りゆっくりお部屋で寛ぎながらいただくのも良いですね。