Takayama Column飛騨高山の歴史が息づく「高山陣屋」

Post Date:


まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえる、飛騨高山の「古い町並み」。伝統を感じるお土産探しや酒蔵での飲み比べ、五平餅や飛騨牛の食べ歩きなど、散策の楽しみも尽きません。

さらに歴史を深く感じたいなら、ぜひ高山陣屋にも足を運んでみてください。
高山陣屋は、江戸時代に幕府から派遣された代官や郡代が、飛騨高山の行政の中心として、ここで政治を行っていました。明治維新後も1969年まで実際に使用されていた建物は、現在では博物館として一般公開されており、当時の面影を今に伝えています。江戸時代の終わりには、日本全国に60以上の陣屋があったといわれますが、主要建物が現存しているのは高山陣屋のみです。

Takayama Jinya
© 飛騨高山観光ガイド

一歩足を踏み入れると、役人たちが忙しく行き交っていた当時の時代を感じることができます。施設内には大広間や罪人の取り調べを行った御白洲、さらには代官・郡代の居住空間まで残されています。
歴史ある空間の雰囲気を楽しみながら、ぜひ細部にも注目してみてください。

おすすめしたい見どころのひとつは、それぞれの部屋の畳の端につけられた「畳縁(たたみべり)」。高山陣屋では、部屋ごとに畳縁のデザインが異なっていて、下級役人が使用していた部屋ではシンプルなものが使われている一方、代官やその妻のための部屋では、より上質で華やかな畳縁が用いられています。こうした細かな違いを見つけるのも楽しみのひとつです。また、建物内を彩る精巧な木工細工にもぜひ注目を。「飛騨の匠」と呼ばれる職人たちの卓越した技術を今に伝える、見事な建築美を見ることができます。

建築以外にも、甲冑や刀剣、食器類、さらには江戸時代の公文書など、貴重な展示が数多く並んでいます。さらに、縁側から眺める庭園は、見学の合間に心を和ませてくれる癒やしの空間です。
館内各所に設置されたQRコードからは音声ガイドを利用できるほか、ガイドツアーも受付または電話で予約可能です。入館料は大人500円、18歳以下は無料。中橋の近くに位置しているため、高山市内観光の途中にも気軽に立ち寄ることができます。

Category:

高山の町家宿

飛騨高山をもっと楽しむ。自然やローカルな街並みを肌で感じる宿泊を。