
高山駅からバスで15分ほどで行ける「飛騨民俗村・飛騨の里」。まるで昔話の世界に迷い込んだかのような体験ができる屋外博物館です。
山の斜面に広がる館内には、茅葺きや板葺きの伝統家屋が30棟以上点在。扉を開けて一歩中へ入ると、そこには囲炉裏や農具、素朴な生活道具が並び、飛騨の人々が紡いできた暮らしの息づかいを感じることができます。建物は飛騨地域各地から移築・保存された貴重な文化財。世界遺産の白川郷と同じく、ひとつひとつに物語が宿っています。
とくに冬は格別です。合掌造りの屋根にふんわりと雪が積もり、池が凍りつく光景はまさに幻想的。静かな雪景色のなかを歩いていると、時間がゆっくりとほどけていくような感覚に包まれます。写真好きの方にもたまらない絶景が広がります。館内は自由見学形式なので、気になる工芸体験にチャレンジしたり、景色を眺めながらひと休みしたりと、自分のペースで楽しめるのも魅力です。
四季それぞれに違った表情を見せてくれる飛騨の里。白川郷までは行く時間がないという時にもおすすめの場所です。澄んだ空気のなかで、昔ながらの日本の暮らしにふれ、心がほどける時間を過ごしてみませんか。旅の思い出に、きっとあたたかな彩りを添えてくれるはずです。