Takayama Column城下町の歴史を伝える鍛冶橋

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高山市には有名な橋が2つあります。一つは以前紹介した鮮やかな朱色の中橋です。今回は、もう一つの「鍛冶橋」についてご紹介します。

工芸品や地元産の食が早朝から並ぶ宮川朝市へ向かう途中、宮川の流れに寄り添うように架かっているのが鍛冶橋です。中橋の華やかさとは少し違い、ここにはどこか落ち着いた高山の日常の空気が流れています。賑わう宮川朝市のすぐそばにありながらも、ゆったりと川の景色を楽しめる橋。朝市へ向かう観光客と、川沿いを歩く地元の人が自然に行き交う風景も、この場所ならではです。

橋の中央には、手長像・足長像というユニークな像が立っており、散策途中のちょっとした目印にもなっています。春の高山祭の屋台のひとつ、恵比寿台に施されている彫刻を再現したもので、実は夫婦像というのも注目ポイントです。

この鍛冶橋は、織田信長の家臣・金森長近が飛騨を治め、高山城下町が築かれた頃から、人や物の往来を支えてきました。鍛冶橋という名前も、かつてこの周辺に鍛冶職人が暮らしていた町の名残を今に伝えています。

スタッフとしてのおすすめは、朝市をひと通り楽しんだあとに、少し足を止めて宮川を眺めてみること。目的地へ急がず、川のせせらぎに耳を傾けながら歩く時間も、飛騨高山らしい旅のひとコマとして、ぜひお楽しみください。

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