Takayama Column高山の夜空を焦がす、迫力の手筒花火

Post Date:2025/07/28、 Last updated:
火の粉を浴びながら打ち上げられる伝統の飛騨高山手筒花火

岐阜県高山市では、夏の夜を彩る風物詩として「手筒花火」が古くから伝承されています。毎年8月9日に、街の中心を流れる宮川で開催される「飛騨高山手筒花火打上げ」は、厄落としの願いが込められた大切な行事です。

竹筒の内部に火薬を詰め、男衆が胸元に抱えたまま炎の噴流を吹き上げるその光景は、見る者すべてを圧倒する勇壮さ。打ち上げ時に飛び散る火の粉を全身で受け止めながら、一瞬にして夜空を真っ赤に染める火柱はまさに圧巻です。

約180の手筒花火が打ち上げられ、高山の夜を彩る

高山市内では例年8月中旬、地域の夏祭りや神社の奉納行事で披露され、遠方からも多くの観光客が訪れます。祭り囃子や掛け声が響き渡る中、轟音とともに立ち上る炎の熱気は、まさに五感で味わう夏の醍醐味。

ご家族やご友人と肩を並べ、手筒花火が織りなす光と音の共演を間近で体感すれば、一生忘れられない特別な夏の思い出になることでしょう。ぜひ真夏の高山で、伝統と勇気がほとばしるこの一大景観をご覧ください。

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