お盆の終わりを告げる8月16日、京都の夜には特別な光景が広がります。市街を囲む五つの山肌に、順番に炎が灯っていく「五山の送り火」をご存知でしょうか。最初に姿を現すのは「大文字」。その後、時間差で「妙・法」「船形」「左大文字」「鳥居形」が続き、山から山へと火の文字が渡っていきます。

この行事のルーツは、お盆に現世へ帰ってきたご先祖様を、再びあの世へ見送るという祈りにあります。単なる夏祭りではなく、京都の人々が世代を超えて守り続けてきた伝統行事です。真っ暗な山肌に浮かぶ炎の輪郭は、写真では伝わりきらない静けさと迫力を持っています。どの山の火をどこから見るかによって印象が変わるため、観賞スポット選びも旅の楽しみ方のひとつです。
THE MACHIYA EBISUYAでご宿泊のお客様には、「京都御苑」がおすすめです。ホテルから地下鉄烏丸線「四条駅」まで徒歩約8分、そこから「丸太町駅」へ向かい、下車後さらに徒歩約4分。到着した京都御苑からは、「大文字」の炎をじっくりと堪能いただけます。
一年に一度だけの、炎が描く物語。今年の夏は、その瞬間を京都で迎えてみませんか。